ハワイの基礎知識
ハワイの基本情報
- 正式州名
- ハワイ州
State of Hawaii(アメリカ合衆国の50番目の州)
- 州都
- ホノルル
- 言語
- 公用語は英語。ハワイ語は「アロハ」など、慣用語の使用頻度が高い。
- 通貨
- USドル($)
- 人口
- 1,455,271人(US Census 2020/2020年米国国勢調査)
- 気候
- 年間平均気温が24℃前後と、年間を通して過ごしやすい気候です。基本的に日本の夏服で対応できますが、10月〜4月の風の強くなる冬季や、朝晩の冷え込み、冷房対策には、長袖の上着を用意しましょう。山間部へのツアーの予定があれば、季節や時間帯によってかなり気温が下がるため、防寒対策を忘れずに。
- 時差
- 日本とハワイの時差は19時間。日本はハワイより19時間進んでいます。ハワイ時刻から5時間引くと、翌日の日本時刻になります。
(例:日本時間 4月1日 10:00 / ハワイ時間 3月31日 15:00)
- 治安
- アメリカの中でも比較的安全で治安の良い州とされますが、夜間の暗い場所での1人歩きや、裏路地は避けましょう。
置き引きや、ひったくり等には注意し、車上荒らしにも注意して、レンタカーをご利用の場合は車内に貴重品を残さないでください。
- 税金
- ショッピングやお食事の際には、州税がかかります。オアフ島とハワイ島、カウアイ島は4.7120%、マウイ島は4.1666%です。(2022年1月時点)
- 飲み水
- ホテル内の水道水は問題なく飲めますが、不安があればコンビニなどでボトルウォーターを購入できます。
- 電圧とプラグ
- 電圧は110〜120ボルト、60ヘルツ。日本の100ボルト、50〜60ヘルツとは異なります。プラグの形は同じタイプAですが、日本の電気製品をそのまま使用すると故障や事故の原因となる可能性がありますので、変圧器を利用するか、海外(ハワイ)対応の製品を使用しましょう。ノートブック、デジタルカメラ、iPhoneやiPad等のモバイル機器の電源アダプタおよび充電器は世界中の電圧対応になっているため、そのまま使用が可能です。
- 電話
- 同じ島内の通話にも、市外局番の808が必要になりました。他島への通話は、1(国番号)+808(市外局番)+相手の番号(7桁)となります。アメリカ国内の他地域に掛ける場合も同様です。また、1-800、1-888などで始まる番号はアメリカ国内で利用できる無料通話(トールフリー)です。ただし、宿泊ホテルから利用すると、ホテルからの手数料がかかることもあります。
<携帯電話とスマートフォン>
機種や加入プランによっては「国際ローミング」という仕組みを利用して、日本でお使いの携帯電話やスマートフォンをハワイで利用することができます。ご利用の方法、料金などは出発前にご契約の携帯電話会社にお問い合わせください。 ハワイ州にかける場合は : 1 – 808 – 相手の番号(7桁)<公衆電話>市内通話
使用方法は日本とほぼ変わりありません。1通話に付き一律50セント、日本とは異なり時間の制限はありません。利用できる硬貨は5セント、10セント、25セントの3種類のみ使用でき、1セントや紙幣は使えず、おつりは出てきません。コインを入れ、7桁の相手先番号を押します(808は不要)。
- インターネット
- 大半のホテルのロビーや客室内ではインターネット利用が可能です(有料の場合あり)。ショッピングセンター内やワイキキ周辺には無料Wi-Fiスポットもあります。LeaLeaラウンジとLeaLeaトロリーの車内は無料Wi-Fiが設置されています。
- 郵便
- 日本向けのエアメールの住所や宛名は日本語でもOK。ただし必ず英文で”JAPAN, AIR MAIL”と書き加えるのを忘れずに。ワイキキ内にも郵便局が複数個所ありますが、ホテルのフロントや日本語ゲストサービスなどで対応してくれる場合もあります。標準サイズのはがき、封書の送料は$1.30です。(2022年1月現在)
日本と異なる法律・マナー
- 道路横断中の「歩きスマホ」に罰金
- 歩行者が道路横断中に電子機器類(携帯電話、スマートフォン、ノートパソコン、タブレット端末、携帯電子ゲーム機、ポケットベル類<Pager>、デジタルカメラ、ほか)の画面を見る行為が禁止され、罰金の対象となります。通行中や音声通話は対象外ですが、周囲への配慮は大切です。(2017年10月25日施行)
- 違法な道路の横断(Jウォーク)
- ハワイ州法に基づき、信号無視や横断歩道以外での道路の横断は、$100以上の高額な罰金が課せられる場合があります。旅の安全のためにも、交通規則を守りましょう。
- 自転車事情
- 自転車も「車輌」です。車輌と同方向に進み、特別な表示があるところ以外は一方通行の逆走はできません。また、歩道への乗り入れや「自転車やスケートボードなどの走行禁止」の標識がある場所での走行は法律で禁止されています。走行可能なところは、BIKE LANE(バイクレーン)、BIKEROUTE/BIKE PASS(バイクルート/バイクパス)、車道の走行方向の一番右端です。また、駐輪場以外の場所に、自転車を路上に放置できません。自転車の形をしたオブジェのような鉄パイプや、ウェーブ状の形をした鉄パイプが駐輪場です。
- 飲酒
- 飲酒は21歳以上。アルコールの購入や注文、バーやクラブへの入場の際には、パスポートなど英文の写真付きID(身分証明書)の提示を求められることがあります。また、ビーチや公園、路上、公共施設、公共交通機関での飲酒は違法です。泥酔状態での外出、飲酒運転も絶対にやめましょう。
- 喫煙
- ハワイ州では非喫煙者を受動喫煙の害から守ることを目的として、公共施設、レストランやショッピングセンターなどでの喫煙が禁止されています。ホテルやバケーションレンタルの建物内も基本的に禁煙です。灰皿のある喫煙スペースを探してください。違反者には最低$100の罰金が課せられます。また2016年1月より、喫煙は21歳以上と州法化されました。
主な喫煙禁止エリア
・空港ターミナル
・バス、タクシーなどの公共交通機関
・ホテル(喫煙可能な客室以外すべてのエリア)
・ショッピングセンター
・レストラン、バー、ナイトクラブ
・スポーツアリーナ、屋外アリーナ、スタジアム
・ハワイ州とホノルル市所有の建物
・禁煙の建物の周辺6m圏内
・ワイキキ周辺のビーチ
・カピオラニ公園
・アラモアナ・ビーチ
・サンディー・ビーチ※ハワイ島(ビッグ・アイランド)のみ以下の場所での喫煙も違法となります。
ハワイ州政府が管轄する公共エリア(ビーチパーク、公園、公営ゴルフコースなど)
- 子供に関するルール
- アメリカでは、親から子供への体罰や大声での叱責は児童虐待とみなされます。短時間でも子供だけをホテルの部屋やレンタカーの車内に残したり、ホテルロビーやショッピングセンターなどでひとりでトイレに行かせたりすることもネグレクト(育児放棄・児童虐待)として違法になり、通報されることもあります。
◆ハワイ州法では、ひとりにしてはいけない子供の具体的な年齢は定めていません(ハワイ州政府福祉課児童保護局による)。
アメリカでは一般的には13歳未満とされます。
- チップ
- ホテル:客室のメイドには宿泊者1人あたり$1〜2を毎朝枕元に置きましょう。ルームサービスはあらかじめサービス料が加算されていない場合は料金の15〜20%程度($10以下でも最低$1)を支払います。バレーパーキングは車を受け取る際にホテル(もしくはレストラン)のランクによって1台につき$2〜5が一般的です。
レストラン:州税が加算される前の合計金額の15〜20%が目安です。食事が終わったらチェック(伝票)をもらい、現金で支払う場合には代金とチップをウェイトスタッフに渡すか、テーブルに置いていきます。クレジットカードの場合は、伝票に自分でチップ(TIP/GRATUITY)の金額と合計金額を書き込み、テーブルに置いていきます。6名以上での利用時や店によってはあらかじめ15%程度のチップが加算されていることもあるので、伝票で確認してください。
- クレジットカードのレシート記入方法
-
- 1チップ
税金加算前の金額の約15〜20%を書く - 2トータル
税金加算前の金額とチップを足した合計金額を書く - 3サイン
カードの裏面と同じサインを書く
- 1チップ
バー&クラブ:ドリンク1杯ごとにバーテンダーやウェイトレスに代金と15〜20%程度(最低$1)を渡します。
タクシー:料金の15%程度(最低でも$1)をドライバーに払いましょう。
- 洗濯物
- ワイキキ・アラモアナエリアではラナイ(ベランダ)に洗濯物やタオルを干すことが禁止されています。必ず室内に干してください。
出発前の準備
- パスポート
- 期限が切れていないか、航空券と名前が一致しているか確認を忘れずにご確認ください。帰国日まで有効期間があることが必須です。90日以上の有効期限があることが望ましいです。
- ESTA
- アメリカ合衆国の定める「VISA WAIVER PROGRAM」の対象国の市民または資格のある国民は、90日間以下の滞在で、日本への帰着用の航空券があれば渡航ビザが免除されますが、ESTA(エスタ・電子渡航認証システム)の事前認証が必要です。下記専用サイトへアクセスして渡航の72時間前までに申請が必要です。登録は14ドル、支払いはクレジットカードのみです。2年間有効ですが、パスポートの変更時には再取得が必要です。
- 海外旅行保険
- 万が一、に備えて、海外旅行保険には加入をお勧めします。手続きは旅行会社のほか、空港やWEB経由からも。旅行保険付帯のクレジットカードは旅行商品の購入が条件になっているなど、使用条件があることも多いので、事前確認を。出国後の加入手続きはできません。
- 国際(国外)運転免許証
- ハワイは日本の運転免許証とパスポートがあれば、入国後1年間の運転が可能です。ただし、事故等、トラブルの際には国際免許証があれば、より安心です。
- 両替
- 国内の銀行や日本の主要空港の銀行窓口で両替できます。ハワイ到着後は、空港の両替所、銀行、ホテル、街中にある民間の両替所などで両替可能です。また、銀行やホテル内、ABCストア内など、いたるところに設置されているATMでもクレジットカードなどを通じてUSドルが引き出せます。LeaLeaラウンジのATMには日本語で操作説明書が設置されています。暗証番号(PIN)やキャッシングの可否、利用限度額は事前の確認をお勧めします。セキュリティ上、両替したお金はその場で確認をし、現金を公の場で数えたり、財布に入れるところを見せないように注意しましょう。