マウナケアの麓周辺はかつて、カメハメハ大王の私有地として雄大なコアの森が広がっていた。世界規模での森林の減少が叫ばれている中、ハワイも例外ではなく、なかでもハワイ固有の木であるコアの減少はすさまじい。雨の分岐点となる高地に生息するコアの木は、ハワイでは神の宿る木として崇められ、自然生態を守る役割を果たしている。植樹ツアーにより再生しつつあるコアの森にはいま、ハワイの固有の昆虫や野鳥が生息し始めている。
1時間ツアー(9時~、13時~)は、大人:$120(コア植樹)、$160(サンダルウッド植樹) 子ども(6~12歳):$35(植樹なし)、$90(コア植樹)、$110(サンダルウッド)、5歳以下無料。ほか、コアの森散策が付いた2時間ツアーもある。ハワイ旅行の機会にハワイの固有種の森の再生を手助けしてみるのも、思い出深い旅行になりそうだ。
edit & text : MIKI SUKA, web edit: LeaLea
LeaLea Magazine Vol.53より転載。2019年5月取材・撮影。