「コナ」と聞いて、ハワイ好きの方はハワイ島の町の名前だと思います。
が、コナはハワイ語で「風下」みたいな意味の言葉。
コナウインドも「風下から吹く風」という意味です。
どういうことか訳わからんという方もいらっしゃると思いますので、ちょっと説明します。
自転の影響を受けて、地球上には貿易風(トレードウインド)が吹いています。ハワイでは、年中、北東から冷たい風が吹いています。これがハワイの貿易風で、気温が高くてもなんだか涼しく感じたりするのはそのせいです。
カネオへに「ウインドワード・モール」というショッピングセンターがありますが、これも貿易風が吹き付けるエリアにあるからこういう名前になったそうです。
時々この貿易風が止むことがあります。そうなると、いつもは風下な南西から湿気を含んだ熱い風がやってきます。これが「コナウインド」です。
なので、ハワイ島のカイルア・コナで感じる風のこと、とか、カイルア・コナから吹いてくる風のこと、なんて書かれていることがありますが、それは間違いです。
いつもとは逆に南西から吹いてくる暖かい風のこと、なので、どこの島でも吹いてます。
ちなみに、雨が多い冬の時期に吹きやすいです。いつも夏にハワイ入りされてるみなさまは体験したことないかもしれません。

- へなしゅん
- 福井県若狭地方生まれ。30歳を越えてからハワイ情報サイトの編集長としてハワイ入りし、ハワイ生活は20年超え。現在は日本で「ハワイ」を追い求める日々。WEBをやっているけれど、WEB技術は20年前レベル。英語も満足に話せないまま。ハワイ史が好きでいろいろ調べたけれど、ハワイの象徴・フラは未経験、ウクレレもハワイ語もすべて中途半端なレベルというダメなおっさん。でも、記事は細かく作っている(つもり)。