ワイキキからの送迎バスで港に向かいます。出港地はケワロ湾。アラモアナビーチパークに隣接するヨットハーバーです。最大80人乗り、二階建ての船室を持つ「hawaii eco号」が準備万端で私たちを待っています。
乗船前に本日のガイドインストラクターから、ツアー中の注意事項等の説明を受けます。併せて、シュノーケリングで足に付けるフィンのサイズ、度付きマスクの確認などがありますので、ここで希望を伝えます。
必要な説明や確認を終え、いよいよ乗船です。船長のジョーさんが、シャカサインで出迎えてくれます。ハワイで頻繁に見かける「シャカ」これは、アロハ、こんにちは、さようならといった挨拶や、ありがとうといった感謝など、まさに「アロハ・スピリッツ」の思いが詰まったハンドサインです。ロコたちは、運転中に道を譲ってもらったとき、通りの向こうの友人とあいさつを交わすとき、日常でよくシャカを使っています。この機会に覚えて、旅行中にどんどん使ってみてください。
クルーのみなさん、笑顔でシャカ! ALOHA!
「hawaii eco号」一階船室の様子です。シュノーケリングの道具も用意されています。出港を前にワクワク。
トイレもあります。沖まで出るので、トイレ完備は安心ですね。
出港するとワイキキのホテル群とダイヤモンドヘッドが見えてきます。波を待つサーファーたちを眺めながら、沖へ向かいます。
船内では「E Ho Mai(エ ホ マイ)」のチャントを詠唱します。チャントとは、何かを始める前に神々への許しを請うためのもので、古代ハワイアンから伝わる祈りの言葉です。クルーに教えてもらいながら、一緒に唱えます。ハワイの海を安全に楽しめますように。ホヌ(ハワイ語でウミガメ)に出合えますように。どうぞ、知恵をお授けください。航海と海の安全を皆で祈ります。常に自然と神に敬意を払うハワイアンの暮らしを思い、しばし神聖な気持ちになりました。
チャントの詠唱が終わると、いよいよ、カメに出合うツアーの本格スタートです。2階へ移動すると、スナックやフルーツが用意されていました。ウミガメスポットのタートルキャニオンリーフまでは約20分、スナックを楽しみながら、まずはクルーズを堪能します。ヨーソロー!
真っすぐに進むクルーズで海風と水平線の景色を堪能していると、ウミガメスポット・タートルキャニオンリーフが近づいてきました。
シュノーケリング用のマスクとフィン、ライフジャケットが配られます。それぞれの付け方を丁寧に教えてくれるので、初めての方も安心です。クルーも参加者も協力の下、安全第一でツアーが進みます。
まずはシュノーケリング、海に入ります。今更ですが、あまりに水がキレイで驚きました。クルーの話によると今日は海の透明度も高く、「水がイイ!」そうです。たくさんのウミガメに出合える確率が高いかもしれないということで、期待しながらのシュノーケリングです。
参加者は、ガイドに続いて海に入ります。そのままガイドに従ってウミガメスポットへ向かいます。皆そろっていることを確認しながら、ゆっくり泳ぎます。マスクから覗くと、クルーの言葉通りに透明度が高く、水中を進むのも気持ちいいです。
すると、ホヌ! ウミガメです。癒されます。
こんなにすぐにウミガメに出合えた! と思っていたら、近くに何匹も泳いでいました。これは感動。感動しすぎて、あまり写真には撮れませんでしたが、癒された感覚はしっかりと残っています。ハワイの海の神が引き合わせてくれたのでしょうか。シュノーケリングでは、ウミガメの他にも多くの魚たちに遭遇し、最初のアクティビティから大満喫となりました。
沖合いでは、シュノーケリングのほかにも、多くのアクティビティを楽しむことができます。まずは、SUP(スタンドアップパドル)。ボードの上に立ち、パドルを漕いで進みます。水平線まで続く海の上に、自分の足で立っている感覚は、何とも言えず新鮮でした。
シーカヤック。こちらはカヤックに座るので、海面がグッと近くなります。
そして、水上トランポリン!
船から海への大迫力スライダー! 子供の気持ちに帰っての海遊びでした。
アクティビティを満喫した後は、さすがにお腹が空きました。クルーズ船内には、デラックススパムむすびが用意されていました。スパムに卵焼き、ベーコンにアボカドまで、ホントにデラックスです。軽食を食べながら、「hawaii eco号」はケワロ港に戻ります。途中、船内ではカメ大学の卒業式が盛大に挙行されました。皆さん、無事に卒業です。おめでとうございます。
静かなハーバーに戻ってきました。このツアーは、ワイキキ近辺の港からダイヤモンドヘッド近くの沖合いへ出て、アクティビティを楽しみます。ワイキキからの移動時間が短く、午前中の出発で、午後早い時間にホテルに戻れるというところもポイントです。早朝のブレックファストや散歩、午後からの買い物やディナーの準備など、ツアー参加前後も一日を有効に使えて、ツアーの間は透明感の高い海を楽しみ、ウミガメとも遭遇できる。ついつい欲張りたくなるハワイ滞在にはピッタリだと感じました。
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ホノルル(オアフ島)
ワイキキカメ大学
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