ハワイ好きな方は、みなさん「ハナウマベイ」をご存知だと思います。ハナウマは、ハワイ語で「曲がった湾」という意味。オアフ島の東にあるその名の通りのキレイな入江です。
プレスリーの「ブルーハワイ」という映画に出てきたハナウマベイは、誰もいない静かな入江でした。大人気になり、1990年代から有料の観光ビーチとなりました。現在は環境を守るため、立ち入り禁止の曜日もできています。
今回、このコーナーの隊長村上さんとその家族が訪れたのは、そのハナウマベイの上の道。北にそびえるココヘッドとは違い、ハナウマベイを見下ろしながら歩くゆるやかな山です。この道を歩きながら見下ろすとよく分かりますが、ハナウマベイはダイヤモンドヘッドと同じで火山の火口です。海岸線の火口だったため、波をかぶって入江になり、現在の姿となりました。
近くにあるココヘッドは、山登りが好きな方には人気です。大昔、山頂にアメリカ軍の基地があったため、山頂まで一気に登る鉄道が設けられていました。今はもう鉄道はありませんが、線路だけが残っています。で、好きな方はこの線路に沿って、まっすぐ山頂を目指します。風景にほとんど変化はなく、ただただ高くなっている山登りです。山頂に近づくほど坂は急になり、ちょっとしんどいです。が、山頂に登りきったとたん、どかんと視界が開けて達成感いっぱい。
なんですけど、登り切るまでがかなりしんどいので、へなしゅんはハナウマベイトレイルのほうが好きかな。

- 村上智洋xへなしゅん
- カンボジア、ベトナム、グアムなどH.I.S.の海外支店を渡り歩き、2017年3月にハワイ着任した男、村上智洋。各国での生活や体験は子どもにとっても貴重な機会ととらえ、その場所の空気や様子を直に感じ取ってくれることを願いながら、週末ごとに「プチ探検の旅」に出かける日々。8歳と6歳の息子ふたりと新たなハワイを発見すべく、子どもにも安全に楽しめる「もう少しハワイを知る」散策を続けている。 このことを聞きつけたへなしゅんが、その場所をへなしゅん的に紹介することで、村上以外のハワイ好きが【もう少しハワイを知る】手助けになれば、と乗り出して連載スタート。編集部員にヤイヤイ言われながら、書き綴っている。