2019.05.24|モロカイ島

へなしゅん的ハワイ事典

へなしゅん的ハワイ事典 – モロカイ島

ネイチャー

天気がいい日にはハナウマベイのあたりから見える、オアフ島の東にある島。

かつては観光業的な宿泊施設がありましたが、ほとんどは閉店し、現在ホテルは1軒だけです。

畜産業と農業がメインの島で、訪れる観光客は少ないです。走っているクルマは少なく、運転が苦手な人でも楽しくドライブできるかもしれません。

島は東と西でまったく風景が違う感じ。西は乾燥している感じで、最西端には大きな砂浜が広がっています。東は緑が多く、海岸線には西洋人がやってくる前からあるフィッシュポンド(養殖池)がいっぱい続いています。

というわけで、観光目的で行くとすぐに飽きてしまいそうな島ですが、この島には、訪れたら脳裏に焼き付いてしまうような場所があります。

モロカイ島の北は崖が続いていますが、その崖下に一カ所だけ平地が飛び出しています。地上1000mもある崖の下のカラウパパ半島です。1866年から約100年間、ハンセン病に感染した人々が約8000人もこの地に送られていたそうです。ここを終の棲家とする患者さんはもうほとんどいらっしゃいませんが、この歴史を未来に伝えるため、陸の孤島のような姿を残しているそうです。

オアフ島のハワイ州庁舎の前に「ダミアン神父像」がありますが、あのダミアン神父というのは、このカラウパパに送られてきたハンセン病の人々のケアのために人生の大半を費やされた方なのです。興味をもたれたなら、行く前にいろいろ勉強してみてください。

へなしゅん
へなしゅん
福井県若狭地方生まれ。30歳を越えてからハワイ情報サイトの編集長としてハワイ入りし、ハワイ生活は20年超え。現在は日本で「ハワイ」を追い求める日々。WEBをやっているけれど、WEB技術は20年前レベル。英語も満足に話せないまま。ハワイ史が好きでいろいろ調べたけれど、ハワイの象徴・フラは未経験、ウクレレもハワイ語もすべて中途半端なレベルというダメなおっさん。でも、記事は細かく作っている(つもり)。

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