2009年に公開された映画「ホノカアボーイ」で有名になった、ハワイ島の北にある町です。ハワイの産業がサトウキビプランテーションで盛り上がっていた時代、ハワイ島の北部にはたくさんのサトウキビ畑がありました。収穫したサトウキビを運搬するためにサトウキビ列車がヒロから出ていて、その終点エリアにあったのがホノカアです。
当時はたくさんの労働者が住んでいて大きな町でしたが、サトウキビプランテーションがなくなり、幹線道路の19号線がホノカアを避けてつくられたことから、どんどん静かになりました。歴史を感じる映画館など、当時からある建物がいくつも残っていて、ノスタルジックな散策ができる町です。
昔の家具などを売っているお店があり、そこには日本語の看板が置いてあったりします。ホノカアには、他にも日本の苗字がついた建物がいくつも残っています。日系人移民の歴史を感じることができるかもしれません。
町の入口には「KATSU GOTO」のメモリアルがあります。正義感の強い店主さん(日系人)が、サトウキビプランテーションの労働者のために立ち上がって殺されたということが記してあります。

- へなしゅん
- 福井県若狭地方生まれ。30歳を越えてからハワイ情報サイトの編集長としてハワイ入りし、ハワイ生活は20年超え。現在は日本で「ハワイ」を追い求める日々。WEBをやっているけれど、WEB技術は20年前レベル。英語も満足に話せないまま。ハワイ史が好きでいろいろ調べたけれど、ハワイの象徴・フラは未経験、ウクレレもハワイ語もすべて中途半端なレベルというダメなおっさん。でも、記事は細かく作っている(つもり)。