2019.08.13|オアフ島

Made in Hawaii for my home

メイド・イン・ハワイを持ち帰ろう – South Shore Paperieのグリーティングカード

アート/カルチャー

はじまりは息子への誕生日カード。South Shore Paperie / グリーティングカード

  • どこか懐かしさを感じるやわらかなタッチで描かれたカード。ダイヤモンドヘッドの絵(上段中央)は、ハレクラニのレストランから古のハワイを想って描かれたシグニチャー的存在の1枚。
  • イラストのスタンプも人気。
  • 工房で絵を描くステイシーさん。描く絵と同様に優しく美しい。
  • ずらりとカードが並ぶカラフルな店内。

旅の終盤に気が向くと帰宅する自分へカードを贈ることがあります。カードを買うお店は、いつでもハワイへといざなってくれるものが並ぶ「South Shore Paperie」。イアンさんとステイシーさんご夫妻がオリジナルを作り、販売し始めたのは今から11年前。はじまりは、ステイシーさんが息子の誕生日カードを手作りしたことから。満面の笑みを返してくれた息子に応えるように、その後も家族で出かけたビーチでのことなどをスケッチブックにしたためるように。やがて友人たちに贈ったカードが評判となり、依頼されるようになったそう。

描くイラストが優しくあたたかなのは、リアルな日々や家族への思いが込められているから。クラゲに刺されて泣いている息子をなだめるために、笑ったクラゲを描いて「クラゲは刺したんじゃないよ、ハグしたんだよ」と話すと、泣き止んでくれた時の絵。他にも、古のハワイを想って描いたダイヤモンドヘッドなど、ハートフルな気持ちが映し出されたものがいろいろありました。

カードはハワイから送るものとは別にもう2枚買うのが私的ルール。1枚は友人へ、もう1枚は部屋にチョンと置いて、いつでもハワイを感じられるように。これで次のハワイまで頑張れるというわけです。

text : Kaori Akazawa, photos : Akira Kumagai, coordination : Maya McCullough, web edit: LeaLea
LeaLea Magazine Vol.52より転載。2019年2月取材・撮影。

赤澤かおり
赤澤かおり
フリーライター&編集者。海の近くで暮らし、ハワイを旅すること、鎌倉や京都を中心に飲んで、食べる、作ることをライフワークとする。ユーズドのアロハシャツをワンピースやサーフパンツ、バッグなどにリメイクするブランド「Aloha Tailor of Waikiki」を主宰。ハワイに関する著書は共著を含め12作。近著に「HAWAIIAN PRINT BOOK」(ちくま文庫)。初の選曲とライナーを担当した、70年代・ハワイアンミュージック・コンピレーションアルバム「Da Aloha Music Mele Through HAWAIIAN PRINT BOOK」も。ハワイでのプライベートな日々を綴ったガイドエッセイ「Hawaii note」が好評発売中。

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