カハラ・ホテルは創業55年。日本の天皇家からハリウッドスターまで著名人が選ぶ滞在先として知られています。ワイキキから車で15分程度と決して遠いわけではないのに、敷地へと一歩足を踏み入れると、流れる雰囲気の違いに気づくはず。同ホテルのラウンジとして営業をするのは「ザ・ヴェランダ」。日中のアフタヌーンティーが有名なため、ティーラウンジとして知っている人は多いと思いますが、夜もまた素敵なのです。
見渡してみるとバーカウンターなどはなく、お酒や食事はお隣にあるホクズで用意されます。ホクズは襟付きシャツなどの着用が推奨されるレストランですが、ザ・ヴェランダはもう少しカジュアルでOK。水着やビーチサンダルを避けた格好で訪れつつ、ホクズと同等のお味を頂けるというわけです。
この日撮影したアルコールはダイアモンドヘッド・ミュールとリリコイ・スウィズル(それぞれ$16)。ダイヤモンドヘッド・ミュールはハワイ諸島各地で作られる5種のラムかマウイ島産のオーシャンウォッカからベースを選び、ライムジュースやホームメイドのジンジャーシロップなどと割ったもの、リリコイ・スウィズルはリリコイ・ティーとラム、リリコイのピューレやジュースなどと合わせたさっぱり系のカクテルです。ノンアルコールは、ピナコラーダ($8)。ココナツミルクとパイナップルジュースを基本としたフローズンタイプの甘いドリンクです。
アルコール類は午後2時から24時までの提供なので、夜遅い時間でも楽しめるのも魅力。もちろん、このラウンジは泊まっている人だけの特権ではなく誰でも入れます。くつろぐローカルの姿も多いですよ。生演奏は19:30から23:30(土・日曜は18:00〜21:00)まで。ジャズを基本に、週に1回はモダン・ハワイアンミュージックの演奏もあります。華やかな雰囲気を持つティーラウンジの様子とは違い大人っぽい表情を持つザ・ヴェランダでのバータイム、次のハワイで予定に入れてみてはどうでしょう。
<2019/08/09の情報です>
