オアフ島は「ワイアナエ」と「コオラウ」という2つの山脈で構成されています。島の西にあるのがワイアナエ山脈、東にあるのがコオラウ山脈(ワイキキから見えている山)です。ワイアナエ山脈は女性の山で、コオラウ山脈は男性の山、と聞いたことがあったんですけど、これを書くにあたり調べてみたんですけど、見つかりませんでした。ハワイアンの昔話かなんかで聞くようなことがあったらぜひ教えてください。
さて、このコオラウ山脈は、島の南(ワイキキ側)と島の北(クアロア側)から見た風景がかなり違います。山頂へ向かう斜面の角度が、南側はゆるく、北側は急なのです。30度と60度の角度を持つ三角定規をひっくり返して立たせたみたい。ワイキキ側が角度が緩い側で、クアロア側が絶壁側です。
ハワイには、貿易風が北西から年中吹き付けています。この貿易風ははるか昔から吹いています。で、大地の北西サイドが削られてしまい現在の姿になってしまったようです。貿易風は今後も続くでしょうから、数千年後には、さらに削られ、想像を絶する姿になっているかもしれません。「山脈」というだけあって、コオラウ山脈の山頂は壁のようにけっこう長く続いています。山頂を目指して登ってしまう方もいらっしゃるみたいですが、絶壁ですし、ちゃんとした観光コースがあるわけではないので行かないほうがいいと思います。ほんまに命がけになります。へなしゅんはびびりなので、行ったことはありません。

- へなしゅん
- 福井県若狭地方生まれ。30歳を越えてからハワイ情報サイトの編集長としてハワイ入りし、ハワイ生活は20年超え。現在は日本で「ハワイ」を追い求める日々。WEBをやっているけれど、WEB技術は20年前レベル。英語も満足に話せないまま。ハワイ史が好きでいろいろ調べたけれど、ハワイの象徴・フラは未経験、ウクレレもハワイ語もすべて中途半端なレベルというダメなおっさん。でも、記事は細かく作っている(つもり)。