2020.07.14|カウアイ島

へなしゅん的ハワイ事典

へなしゅん的ハワイ事典 – ワイメアキャニオン

遊ぶ/体験する

カウアイ島にある大きな渓谷というか谷間の名前です。アメリカのグランドキャニオンのハワイ版や! ということで、こう名付けられたそうです。へなしゅんが初めてワイメアキャニオンへ来た時(確か2005年)、グランドキャニオンは行ったことがありませんでした。後から行って、ワイメアキャニオンはグランドキャニオンに比べたら全然小さいことを知りますが、初めてみる崖っぷちだらけの風景に激しく感動したのを覚えています。

ハワイ諸島の島々は、現在ハワイ島があるあたりで生まれて、徐々に西北西へ移動しているそうです。ちょうど、日本へ向かう感じでしょうか。カウアイ島はハワイ諸島の中で西にある大きな島なので、ハワイ諸島のお兄さんって感じです。一番西はニイハウ島なんですけど、小さい島なのと行けないのでここでの説明は省略させていただきます。

お兄さんってことは歴史があります。他の島にはない大きな川があるのもそのためです。

キャニオンなんて名前がつけられたのはアメリカ人がやってくるようになってからです。じゃあ、昔はなんと言われていたのか、どんな場所やったのか、ちょっと調べてみました。

西洋人がやってくるまでのハワイは、エリアが細かく分けられていました。ひとつひとつのエリアの中に、

・アリイ(王族)
・カフナ(神官)
・マカアイナナ(平民)
・カウパ(奴隷)

がいて、そこだけで自給自足できるようになっていました。海、平地、山がある細長いエリアになっていたのです。その昔の区分けをした地図を見たことがありますが、それは大きなハワイ島でも同じで、山脈の上から海岸線までがキレイに切り分けられています。もちろん勢力の差があるからか、大きさは異なりますが。

果たして、ワイメアキャニオンはどう分けられているのか?

昔のエリア分けを見て驚きました。カウアイ島の湾岸線は細かく分けられ、いくつもの細い線となっていましたが、ワイメアキャニオンだけはひとかたまりなのです。そのエリアの海岸線は、キャプテンクックが初めて上陸した土地、ワイメアです。ワイメアは、カウアイ島を仕切っていた王様のエリア(キャプテンクックが来た頃はカウアイ島22代目の女王カマカヘレイ)です。なるほど、この大渓谷は、王様のものやったんかもなあ。

いろいろ勉強してから行くと、景色を眺める気分も変わってきますよ。

<追記>6月17日時点の情報では、ワイメアキャニオン州立公園/Waimea Canyon State Parkは、ひとグループの人数制限など新しいルールで開いています。
出典:Department of Land and Natural Resources

へなしゅん
へなしゅん
福井県若狭地方生まれ。30歳を越えてからハワイ情報サイトの編集長としてハワイ入りし、ハワイ生活は20年超え。現在は日本で「ハワイ」を追い求める日々。WEBをやっているけれど、WEB技術は20年前レベル。英語も満足に話せないまま。ハワイ史が好きでいろいろ調べたけれど、ハワイの象徴・フラは未経験、ウクレレもハワイ語もすべて中途半端なレベルというダメなおっさん。でも、記事は細かく作っている(つもり)。

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