ハワイ史を学ぶことができるミュージアム。なんだか歴史を感じる本館は、ハワイ王朝末期の1889年に造られました。造られた背景からしてハワイ史と関係があります。
ハワイ王国をつくったカメハメハの子孫「バーニス・パウアヒ」は、アメリカ人ビジネスマン「チャールズ・ビショップ」と結婚します。免疫を持たないハワイアンは、些細な病気で命を落としていましたが、パウアヒも同じく若くして亡くなってしまいます。カメハメハ王家末裔のパウアヒが持っていた財産はすごい額で、ビショップは大金持ちになることもできました。が、ビショップはかっこいい生き方をします。ハワイアンの子孫が通う学校「カメハメハスクール」と、ハワイ史を伝える「ビショップ・ミュージアム」をつくるのです。愛した妻への思いを忘れず、その後も王家をサポートし続けます。ステキな男性ですね。
近年、ビショップ・ミュージアムは別の法人となり、ミュージアムとしていろいろな展示を始めています。歴史だけでなく、星や火山、ハワイだけでなく、太平洋諸島の文化まで、本当に幅広い知識を習得することができます。
最近では、スマホやタブレットを使って、モバイルツアーもできるようになりました。日本語も選択できるので、時間が許す方は、たっぷり勉強してください。

- へなしゅん
- 福井県若狭地方生まれ。30歳を越えてからハワイ情報サイトの編集長としてハワイ入りし、ハワイ生活は20年超え。現在は日本で「ハワイ」を追い求める日々。WEBをやっているけれど、WEB技術は20年前レベル。英語も満足に話せないまま。ハワイ史が好きでいろいろ調べたけれど、ハワイの象徴・フラは未経験、ウクレレもハワイ語もすべて中途半端なレベルというダメなおっさん。でも、記事は細かく作っている(つもり)。