ワイキキのすぐ近くにある山、ダイヤモンドヘッド。独特のカタチをしていますが、この山は空から見ると丸い形をしています。大きな噴火口なんです。海のすぐ近くにあるので大きく見えますが、実は標高232mしかありません。東京タワーより低いのです(東京タワーは333m)。
さてさて、今回はダイヤモンドヘッドについてご紹介させていただきたいと思います。まずは重要なお知らせ。2022年5月12日から、観光客が訪れるには予約が必要になりました。ダイヤモンドヘッドの予約サイトで情報をいろいろ入力しなくてはならなくなったのです。
・ハワイ在住者(ハワイ州ID、もしくは運転免許証を持参)は無料&予約不要
※3歳以下は観光客でも無料
まずは予約サイトを使って登山準備
これがダイヤモンドヘッドの予約サイトです。上のサイト画面をクリックしていただければ飛ぶようにしてありますが、アドレスも表示しておきます。
・https://gostateparks.hawaii.gov/diamondhead
全部英語なので、英語が苦手な方にとっては辛い作業になるかもしれませんが、特別ややこしい内容ではありません。少しご案内させていただきます。
※このサイトの予約画面が機能している(使える)のは15分ほどです。なので、ご予約される場合は以下の記事を読んで理解してから(クレジットカードも用意してから)ご利用されることをお勧めします。
まずは、登りたい日と時間を選びます。4泊6日でハワイへ行こうとされてる方は、日本にいる間に予約しておいた方がいいかもしれません。
チケットは2種類
【駐車場代と入場料】
【入場料】
予約の希望日、人数、日時を選択し【Let’s Go】をクリックして次へ進みます。
ひとり$5.00
※ちなみにパーキングは一台$10.00です。
選択に間違いがないかどうかをチェックしたら…
続いてお客さまの情報を入力します。
これで仮予約ができました。この後、支払い作業が終了したら予約終了となります。
では、次は支払いです。
「Pay」をクリックして先へ進みます。
クレジットカード情報を入力し、クリックしたら…
予約完了です。この「Download ticket」をクリックすると、スマホにこの画面が保管できます。
ダイヤモンドヘッドの山頂目指して出発
先ほども書きましたが、ダイヤモンドヘッドは大きな噴火口です。この登山は大きな噴火口の中から出発します。噴火口の中の受付でチケットを見せてスタート!
※ダイヤモンドヘッドは死火山なので噴火はしません。
噴火口の中なので、周りは山ばかりです。ちなみに、この写真の中央に見えているのがダイヤモンドヘッド山頂です。視力がある方だと、山頂をチロチロと歩いている人の姿が見えると思います。ちなみに、へなしゅんは遠視なので見えます。
この写真だと見えにくいですが、歩き始めてすぐ、ビジターセンターの後ろにトイレが現れます。登り始めたらトイレはないので行っておいた方がいいです。
ダイヤモンドヘッドの登山コースが表示されているマップも現れます。なんだか普通の登山コースと違う感じなので見ておきましょう。どうして普通の登山コースと違うのか。それはダイヤモンドヘッドの山頂は大東亜戦争時にアメリカ軍の要塞だったから。歴史好きの方にはちょっと刺激的な体験になるかもしれません。
※日本軍がここまで攻めてくることはありませんでしたが。
では、スタート。
道はすぐに坂道になります。
※手すりがついてたりしてそんなに危険ではないので子連れの人も多いです。
かつての要塞エリアだったあたりでトンネルに突入。へなしゅんがハワイへ上陸した2000年当時はライトもなく真っ暗でしたが、現在は足元が照らされるようになっています。なので手持ちライトなどは必要ありません。
最終ポイントへ向かう階段です。さすが元要塞。幅が狭いし、踊り場なんかもありません。登り疲れたら手すりにつかまって休憩しましょう。
最後はくるくる回る階段を登ります。
目の前に広がる水平線が現れました。最高です。ちなみに下からここまで約30分です。ハワイは常夏なので汗だくになる人もいるかもしれませんが、登っている人を見ているとそれほどでもない方ばかり。
さてさて、この写真は要塞跡の窓から見た風景です。ちなみに、要塞跡の窓はそのまま出口になっていて小さな階段がついています。階段を登って外へ出ましょう。
要塞跡から出て、今度は要塞跡の上へと続く階段を登ります。標高232mの山頂目指してGO!
さてさて、ダイヤモンドヘッドへ登ったことがある方はご存じだと思いますが、かつて山頂にはコンクリートの四角い箱みたいな構造物が乗っかっていました。そして、その上に登って風景を眺めたりすることができました。が、現在、その箱は無くなっています。山頂の様子が少し変化しているのです。どんな感じかは登ってみてご自身の眼でご確認ください!
※っていうか、写真を撮り忘れました。なくてごめんなさい。
でも、山頂からの風景はちゃんと撮ってきましたですよ。では、山頂からの眺めです。
山頂からの眺め/北西
手前にワイキキ、奥にパールハーバー。一番遠くに見えているのはEWAのあたりです。タイミングがいいと、ダニエル・K・イノウエ国際空港から飛び立つ飛行機を眺めることができます。
山頂からの眺め/東
ハワイカイ方面が見えています。遠くに見えているのはココヘッド。ココヘッド右手の盛り上がった部分の向こう側にハナウマベイがあります。そうそう、手前左の公園みたいなところはダイヤモンドヘッドの火口跡(この記事の出発地点)です。アメリカ軍の土地なので、特に何かが造られるわけでもなく(隠れた要塞なのかもしれませんが)、そのままの状態となっています。
降りるときは、山頂沿いに造られたコースを歩きましょう。ずーっと景色がいいので、見晴らし最高、気分爽快です。
もうひとつおまけに
「ダイヤモンドヘッド」は後からやってきた西洋人たちが名付けた名前です。ハワイアンはこの山を、マグロの額を意味する「レアヒ」と呼んでいました。ハワイカイ方面からダイヤモンドヘッドを眺めると、確かに、水平線からマグロが頭を出しているように見えます。参考までに書いておきます。
Le(ハワイ語で額)
Ahi(アヒ/ハワイ語でマグロ)
ハワイ語で「カイマナヒラ」と言うじゃないか! とおっしゃる方もいらっしゃいますが、あれはダイヤモンドヘッドをハワイ語に置き換えているだけです。ハワイ語には、サ行、タ行、ヤ行、ワ行がなく、「DIAMOND HEAD」と発音できなかったそうで。で、
DIAMOND => KAIMANA
HEAD => HILA(これは丘という意味のハワイ語)
となりました。
以上、2022年、ダイヤモンドヘッド最新情報でした。
<2022/06/08の情報です>

- へなしゅん
- 福井県若狭地方生まれ。30歳を越えてからハワイ情報サイトの編集長としてハワイ入りし、ハワイ生活は20年超え。現在は日本で「ハワイ」を追い求める日々。WEBをやっているけれど、WEB技術は20年前レベル。英語も満足に話せないまま。ハワイ史が好きでいろいろ調べたけれど、ハワイの象徴・フラは未経験、ウクレレもハワイ語もすべて中途半端なレベルというダメなおっさん。でも、記事は細かく作っている(つもり)。