目が覚めるような青い海と、遠くまで続く白い砂浜。過去に何度も全米ナンバーワンビーチに選出されたことがあるワイマナロビーチは、オアフ島の東側、ワイキキから車でおよそ45分の位置にあります。ほど近い場所に、美しいビーチが人気のカイルアビーチやラニカイビーチがあることでも、その美しさがお分かりいただける方も多いのではないでしょうか。
ワイマナロはハワイアンカルチャーの観点からも大切にされているエリアで、近年、商業的な活動縮小の法案が可決されたエリアでもあります。そんな、ハワイで大切にされているエリアのビーチクリーンアップに数年前から取り組んでいる非営利団体「アロハオーシャンプラス/Aloha Ocean+」の活動に参加してきました。まずは、このエリアとクリーンアップ方法の説明を受けます。
掃除用具3点セットは現地で貸し出しです。
この美しいビーチも、実はよく見ると波打ち際はこんな状態です。草木に混ざって相当量のプラスチックの欠片が流れ着いていました。映っている穴は海辺の生物たちの住処です。きっと流れて入るゴミもあると思います。
犬の散歩に訪れていた方もいらっしゃいました。裸足で歩いているわんこに刺さってしまうのでは、と勝手に気になってしまいました。
この日は稀にみる強風で、拾ったゴミが再び飛ばされないように、気を付けながらの作業となりました。
日によって、流れ着くものは大きく変わるそうです。この日はトングで拾うような大きめのゴミは、ペットボトルや容器など、プラスチック製品が多いように感じました。
また、このフルイで濾したほうが集まる、すごく小さくなってしまったプラスチックが目立ちました。形がある間なら、リサイクルできたかもしれないのに、こんなに小さくなるまで、どれほど長い間、海を彷徨っていたのかと思うと、悲しい気持ちになりました。
拾い集めたゴミは、缶などの金属、プラスチック、紙類など、細かく分類します。流れ着いたゴミの量や種類は専門研究機関へ報告して、調査研究の一助になることも始まろうとしています。
最後にビーチクリーンアップに参加した記念に、通し番号入りのサティフィケートが渡されます。自身が拾い集めたゴミも貼り付けられるように準備されています。ビーチクリーンに参加した思い出になるとともに、サティフィケートに貼り付けられたゴミを見るたびに、日頃の生活にも注意を払うきっかけになりそうですね。
個人訪問以外での観光では立ち寄りが難しくなってきているワイマナロビーチを訪問できて、ハワイへの貢献もできた気持ちになれる半日でした。参加された皆さん、お疲れさまでした!
<2022/12/15の情報です>
