1943年にカナダで始まったボランティア週間が、1974年にアメリカ全土でも「全米ボランティア週間・月間」として広まりを見せてから50年近くが経とうとしています。1990年からは毎年4月が「全米ボランティア月間」として制定され、ボランティア活動が生活の一部となり、次の世代にも積極的に受け継がれるような活動を奨励する期間として定着しています。
アメリカでのボランティアは多岐にわたり、清掃やイベント補助はもちろん、保護動物の世話や手助けが必要とされる家庭の庭掃除、図書館での本の整理など、多種多様なボランティアがNPO(非営利団体)を通じて募集されています。
ここハワイでは、この美しい自然を守るための活動が年間を通じて盛んにおこなわれています。
そのNPOのひとつが、「サステイナブル・コーストラインズ・ハワイ/Sustainable Coastlines Hawaii」です。その名の通り、モットーは大切な海岸線を地元コミュニティと守ること。ビーチ清掃を主に、海に流れ込む川の清掃や、ゆくゆくは川や海に通じる場所での活動をしています。
4月23日(日)のアースデイ(地球の日)に、このサステイナブル・コーストラインズ・ハワイがブルーの海と白い砂浜で名高いワイマナロビーチでビーチクリーンアップを行います。
当日は、ワイマナロビーチまで往復する「マラマシャトル」が運行します。現地コミュニティと一緒に、美しいワイマナロビーチの風景を楽しみながら、地球に愛を示す活動に気軽に参加可能です。
ワイキキ出発時間 8:45
ビーチクリーンアップ&イベント 10:00~14:00
ワイキキ帰着・解散 15:00予定
5月27日(土)は、ハワイ州が制定した「Aloha+Challenge/アロハプラスチャレンジ(2030年までに、ハワイの持続可能なSDGs目標を達成するための試み)」に則り、水中と陸上が一体となった環境保全活動を行っている、ハワイ州のNPO「アロハオーシャンプラス」主催のワイマナロ・ビーチクリーンアップが予定されています。この日にも、ワイキキからワイマナロビーチを往復する「マラマシャトル」が運行されます。
ワイキキ出発時間 9:00
ビーチクリーンアップ&イベント 9:40~11:00
ワイキキ帰着・解散 12:00予定
去年の12月に行われたクリーンアップイベントの報告は▲▼こちら▼▲から。
白く美しい砂浜にしか見えないワイマナロビーチにも、手やトングで拾うよりもふるいに掛けた方がたくさん見つかる、小さな小さなプラスチックがたくさんあることに驚きました。
いずれのクリーンアップイベントも、作業に必要な軍手やごみ袋などの用具は無料で貸し出しがありますが、飲料水と念のため日焼け止めはご自身でご用意ください。
親子や三世代での参加も見受けられる地域密着型のイベントで、基本は英語でのコミュニケーションですが、ハワイを慈しむ心「マラマハワイ」でつながる人同士には言語の壁は薄くなります。全米ボランティアマンスやアースデイをきっかけに、大自然を身近に感じられるハワイの地で、ハワイを慈しみ、地球の未来を思いやるクリーンアップイベントに参加してみてはいかがでしょうか。
<2023/04/10の情報です>
