豊かな自然に囲まれ、のんびりとした雰囲気の漂うオアフ島ノースショアで、年々海面上昇の影響で侵食されつつある海岸線を守るための植栽活動が行われています。
開催場所は、ワイキキから車で約1時間ほどの場所にある「ポイントアットハレイワ」。ハワイ州観光局からマラマ・ハワイ・プログラムの公式な活動場所として認定されている私有地*です。
*出典： ハワイ州観光局
ポイントアットハレイワに到着するとまず、馬やヤギなどの可愛い動物たちが出迎えてくれました。今回の植栽活動を主催している「ノースショア ステイブルズ / North Shore Stables」が運営する、小さなふれあい動物園です。ここで動物たちとふれ合いながら餌やり体験もできます。
続いて、ハワイの固有種の植物を栽培しているグリーンハウスへ移動します。中に入ると、さまざまな植物の苗がずらりと並んでいました。ここで栽培されている植物には、それぞれ異なる効能があるそうです。
例えばこちらの「アキアキ/‘Aki‘aki」には水を浄化する性質があり、砂浜の中に根を張って土砂が海に流れていってしまうのをせき止める役割も果たします。
他にも、虫除け効果のある「ポヒナヒナ/Pōhinahina」や、レイ作りにも使われる「ティーリーフ/ Ti Leaf」など、ガイドの方の解説を聞きながら、ハワイの土地や文化に根付くさまざまな種類の植物について理解を深めることができました。
グリーンハウスからひとりずつ好きな苗を選び、植栽体験開始です。植える場所は、美しい海が広がるビーチの目の前。波音を聴きながら砂浜を歩いていくと、先ほどのグリーンハウスで栽培されていた植物がビーチ沿いのあちこちで育っているのを見つけました。
地面に穴を掘って、丁寧に苗を植えていきます。数カ月、数年後にどれだけ成長しているかな、と皆それぞれに期待を膨らませながら植えていました。自分で植えた花や木の成長を見守りに、またこの場所に戻ってきたくなりますよね。
最後は海のパノラマビューが広がる絶景スポットで記念撮影。
ハワイの自然について楽しく学びながら、美しい景観を守るお手伝いができる、とても有意義な体験でした。
尚、「レアレア・マラマシャトル」で行けるこのノースショアでの海岸保護活動、次回は11月18日(土)に開催予定です。他にも、10月22日（日）にはオーシャンフレンドリー・ガーデンの整備、11月3日（金）にはビショップミュージアムで海洋環境とプラスチックゴミについてのレクチャーを受けられるなど、地域コミュニティと協力したビーチクリーンナップや養殖池の再生ボランティア活動などに気軽にご参加いただけます。ぜひ皆さんもハワイ滞在中に素敵なマラマ体験をしてみてくださいね。
＜2023/10/11の情報です＞
